受験勉強をするにあたり、英語は絶対に外せない科目です。
しかし苦手…と言う人も多いでしょう。
日本語で書いていればとりあえず読めるけど英単語で埋め尽くされた文章はなかなか読む気がしないですよね。
しかし!!
英語が受験に必要であるということは勿論、実際大学生になった時に論文を読んだり留学をすることを考えたらやっぱり英語ができるに越したことはありません。
1,大学受験、なぜ英語が大切?
大学受験において、文系でも理系でも英語は絶対に避けて通れない関門です。
その理由は2つあります。
- センター試験での配点が高いから
- 二次試験でも必要となる場合が多いから
センター試験の得点のうち、英語は2割以上を占めています。
大学によっては傾斜をかけてさらに英語の得点を重視しているところも。
また二次試験では文系は勿論、上位の大学ならば理系でも英語の試験があります。
2, どうやって勉強?大学受験の英語
大学受験の英語を乗り切るには長文読解が必須です。
センター試験でも得点の半分近くが長文ですし、二次試験でも長文読解は必ず出題されます。
そんな重要な英語の長文読解を乗り切るのに有効な勉強法が「音読」です。
それには2つの理由があります。
- 英単語を覚えやすいから
- 英文が理解しやすいから
3,音読、何で効果的?
例えば小学生の時、九九を覚えのに苦労した人は多いでしょう。
その時、じっと九九の表を眺めるよりも実際に口に出した方が頭に入ったのではいでしょうか?
音読では声と言う「音」が刺激として頭に入ってきます。
人の頭は刺激が強いことほど記憶に残ります。
また、黙読だとサラッと目で追っただけで読んだつもりになっていて実は頭に残っていないということもあります。
しかし、声に出しているなら確実に読んでいることになります。
黙読だとついつい読んだ気になってしまうところも、声に出すと自分が読めないところがしっかりとわかります。
4,音読で増やす!語彙力
英文を読むのには英単語を知っていることが必須です。
しかし全ての英単語を覚える必要はありません。
ある程度の単語を覚えていれば、文章に出てくる単語全てが分からなくても、前後の文や似た意味を持つ単語から推測することができるからです。
単語力を増やすにはとにかくたくさんの文章に触れる必要があります。
分からない単語を見て辞書を引くのも大切ですが、自分で単語の意味を推測すればより記憶に残ります。
辞書を引いて意味を見て覚えたつもりになって終わったらもったいないですよね。
多少分からない単語があっても音読で英文を読み、文の意味を考えてみましょう。
5,苦手な英文も音読ですいすい!!
英語の長文を読むにはその構造を理解する必要があります。
どれが主語でどれが動詞なのか、形容詞なのかを意識しながら読まないと文を理解する事ができません。
特に接続詞や否定の単語を見逃すと意味はガラッと変わってしまいます。
しかし、きちんと全文を音読すれば重要な単語を見逃す心配はあません。
英文は簡単な文から読み始め、徐々に難易度をあげて行けば自然と読めるようになります。
英文を訳すことなく、そのまま理解できるように頑張って下さい。
6,実体験!音読の効果
私も高校時代は赤点すれすれで英語には苦労しましたが、大学の図書館でレベル別に分けた英語の本に出会って変わりました。
最初は1単語で30秒ほどで読むというよりも眺める程度の絵本から始め、5単語、10単語、1000語,2000語と徐々にレベルを上げ、最終的には英語の児童書や、短編の小説程度は大体読めるようになったのです。
この時私は一切辞書を使っていません。
中学レベルの単語力でも簡単な文章なら問題なく読めますし、慣れたら単語の意味は大体予想が付くようになるからです。
苦手だからとあきらめる前にまずは一度、英語の文章を読む習慣を付けてみてください。
コツは簡単すぎると思うくらいから徐々にレベルを上げ、難しいと思ったら無理して読まずにレベルを下げることです。
読めない文章を読んでも、英語嫌いが強くなるだけです。
自分が無理なく読めるレベルで、英語のまま理解できることを目指して下さい。
またその時に大きな声に出せなくてもいいので、唇だけでも動かして下さい。
目で追うだけでは苦手なところをつい飛ばしてしまうからです。
きちんと「読む」癖をつけましょう。
まとめ
大学受験を成功させるためには英語への苦手を克服しなくてはいけません。
しかし英語は勉強方法を少し工夫するだけで、確実に成績が上がります。
まずは少し簡単な英文から始め、しっかりと音読してみてください。
続ければきっと効果が出てくるでしょう。