共働き世帯の強い味方である学童保育。以前は小学3年生までが対象でしたが、平成27年からは小学6年生まで預けることができるようになりました。これは大きな進歩と言えるでしょう。核家族化が進んだ現代では、子供1人育てるのも大変な事です。学童保育の比較や、費用などについて考えていきましょう。
学童保育とは
学童保育と言えど、民間と公立の違いでも大きな差が出てきます。
学童クラブ
預かり場所:構内や児童館に併設
条件:両親共働き
対象児童:小学6年生まで
利用時間:平日 下校~18時、土曜日 9時~17時、日曜・祝日は休み
料金:4,000円~8,000円
民間学童保育施設
預かり場所:民間学童施設
条件:両親共働きとは限らない
対象児童:年齢制限なし、幼児が可能な施設もある
利用時間:平日 下校~20時頃、土・日曜・祝日 割増料金はあるが利用可能
料金:入会金3万円+5万円~/月 など
放課後子供教室
預かり場所:構内や児童館
条件:親の勤務状態は関係なし
対象児童:公立小学校に通う児童
利用時間:平日 下校~17時、土・日曜・祝日は休み
料金:ほぼ無料
※それぞれの詳細は、住んでいる地域や施設により異なります。
学童保育に入所する際、考えたいポイントとは
たいていの学童保育には入所基準があり、主にお母さんの就労状況によって優先順位が定められる傾向があります。保育所と同様に、都心部にいくほど待機児童の割合は高くなっているようです。
学童保育の定員は1クラス40人までで、職員を2人以上配置しなければなりませんが、職員の人手不足が大きな問題となっています。
近くの学童保育所に空きがあれば幸運ですが、空きがない場合は遠くの施設を探さなければなりません。遠くても預ける場所がある人はまだマシと言えます。学童保育自体がない地域もありますので、今後の大きな課題となっています。
ファミリーサポート
ファミリーサポートセンターは、地域において育児や介護の援助を受けたい人と行いたい人が会員となり、育児や介護について助け合う会員組織です。労働省(当時)が構想し、設立が始まりました。
メリット
一番のメリットは、時間単位での料金設定ということ。親の働く時間に合わせて、必要な時間帯だけ預けることができます。また、休日や年末年始、軽度の体調不良でも預かってもらえます。利用時間も長いところがほとんどです。
利用料金
相場ですが、だいたい朝7時~夜7時位が基本時間で、利用料金は1時間800円前後。休日や年末年始、時間外だと1時間1000円くらいです。1ヶ月で考えると高額ですが、メリットとのバランスをどう考えるかですよね。
※詳細は住んでいる地域により異なります。地域ホームページや、役所で直接確認しましょう。
助成金などの申請をしてみる
一人親の場合、保育所の利用料金が生計を圧迫することがあります。『何のために働いているのか分からない』そんな思いを抱きながら懸命に生活している人もとても多いです。遠慮しないで、無駄かもしれないと思っても「子育て支援課」などにどんどん相談してみてください。
一部助成金のある自治体も多いようですし、「就学援助制度」を利用することで学童保育費を免除してもらっている家庭もあると聞きます。是非お住まいの自治体市役所に相談してみてください。
まとめ
『生きていくためにはお金がかかる。働く為には子供をどこかに預けなくてはならない。預けるにはお金がかかる。』
[char no=1 char=”高橋”]子育てって本当にお金がかかりますよね!私も子供が赤ちゃんの時からずっと保育園・託児所を両方利用して働いてきました。お金はかかるし子供と過ごす時間は少ないし、泣きながら仕事へ行ったこともあります(笑)今は自宅で仕事ができているので以前に比べると気持ちにも余裕が出てきましたが、どの家庭もそれぞれに苦労はありますよね・・[/char]
まずは自分で調べることが大切です。損しないように、利用できる制度は全て利用しましょう。経済的なことだけでなく、精神的にも楽になれるよう、助けてもらうことは必要な事だと思いますよ!