母の母なりの「受験サポート」
母は、前の記事にも書いた通り、
基本的には私に全面的な信頼を置いてくれていて、
息抜きのお誘いこそすれど、
勉強の事に関しては一切口出ししませんでした。
そんな母の受験サポートは、健康管理!
もう、とにかくこれは当事者である本人が恐れ戦くレベルで
壮絶な守備網を張り巡らしていました。
その迫力は風神・雷神の如く、風邪の菌が
我が家の周辺をフヨフヨ漂うのを察知しようものなら
憤怒の形相で徹底的に追い返して排除する勢いでした。
鉄則1:風邪引きには近づかない
母の鉄則その1は、人の風邪を貰わないこと。
母は色々なサークル活動に顔を出しているのですが、
ある活動日に風邪気味の様子で
多少咳き込みながら参加していた方がいらっしゃいました。
その様子を見た母、即刻帰宅。
娘に移さないために、
自分が風邪をもらうわけにはいかないという行動でした。
鉄則その2:しょうが三昧
風邪にはしょうが!風邪予防にもしょうが!
というわけで、
味噌汁やおかずにことごとく生姜を投入する母。
しかもチューブのものは効力が弱い!と信じていて、
生の生姜を常備しておろし金ですって投入していました。
極めつけは、すりおろし生姜を入れ、
蜂蜜をたらした濃い目の紅茶。
身体もポカポカ、殺菌作用十分!
風邪菌なんて跳ね返す!
すんごい栄養ドリンクでした。
鉄則その3:たとえ身内でも絶対に近づけない
母の必死の攻防もむなしく、
ある日、妹が風邪をもらってきてしまいました。
その事実が発覚した瞬間、妹、隔離。
ああ憐れな妹は、
小さな部屋の中にたった1人閉じ込められ、
「お姉ちゃんが出かけるまでは降りてこない!」とか
「下に来るならお姉ちゃんが部屋に入った後!」とか、
かわいそうな仕打ちを・・・(涙)
妹自身も気を遣ってくれていたので、
文句たらたらブーブーにはなりませんでしたが、
私と父はちょっとやりすぎなんじゃ・・・と苦笑。
また、妹が居間にいた後は
必ず10分以上の換気を終えなければ
私はそこへ行かせてもらえませんでした。
まとめ
そんな鬼のような母でしたが、
本当にすごい守護神だったと思っています。
もう、感謝しかありません。
今思うと本当に、勉強には口出しせず、
適度に息抜きに誘い、
菌やウイルスから娘を徹底的に守ったという
3拍子揃った素晴らしい
「受験生の母の鏡」のような母でしたね。