センター試験は毎年1月に全国一斉で行われます。
一方、2次試験は2月中旬と3月中旬頃に行われます。
二次試験の筆記の勉強もあるし、一体いつからセンター試験の勉強を始めたらいいの?と悩んでいる受験生も多いのではないでしょうか?
1.そもそもセンター試験とは?
大学受験、特に国立大学に合格するにはセンター試験で高得点を取ることが必須です。
なぜなら全ての国立大学の一般入試の合格はセンター試験の得点+二次試験の得点で判断されるからです。
大学によってはセンター試験で一定の得点を取っていなければ受験すらできません。
多くの私立大学でもセンター試験を取り入れています。
受験する大学でも異なりますが一般的にセンター試験は「5教科7科目」での受験となります。
5教科とは国語、数学(数Ⅰ・A、数Ⅱ・B)、英語、理科、社会のことです。
理科と社会は細かく科目が分かれており、理科には物理、化学、生物、地学が、社会には地理歴史(世界史、日本史、地理)、公民(現代社会、倫理、政治・経済)があります。
国立大学ならば国語、数Ⅰ・A、数Ⅱ・B、英語の4科目が必須です。
残りの3科目は理系なら理科から2科目、社会から1科目、文系なら理科1科目、社会2科目を受験します。
試験は2日で行われ、試験の時間は1科目時間以上かかり、体力と集中力も必要です。
2.センター試験突破には過去問演習が必須!!
センター試験の勉強で、過去問を使った演習は必須です。
それには以下の理由があります。
- 過去問から問題傾向と自分の苦手分野を理解する
- 時間配分をしっかりできるようにする
- マークミスなどのセンター試験ならではのケアレスミスをなくすこと
センター試験は科目が多く、試験範囲も広くなっています。
しかし、問題の傾向はある程度決まっているので過去問でしっかりと勉強すれば必ず力が付きます。
またセンター試験を突破するには自分の得意不得意から時間配分を考え、効率よく解ける順番を決めておく必要があります。
例えば国語は80分の試験で評論文・小説・古文・漢文の4単元があります。
例えば苦手な古文を先にやって時間を使って得意な小説に時間を使えなければ得点は伸ばせません。
日頃から自分の解きやすい順番や時間配分を理解しておく必要が理ます。
さらにセンター試験は全問マーク試験のため、マーク欄を間違えたり、飛ばしたりすると答えがあっていても点数が取れません。
マーク式に慣れる必要があります。
3.センター試験の過去問演習、いつから?
さてセンターの過去問演習が必須とはいえ、闇雲に行えばいいわけではありません。
効率よく勉強するためにも過去問を使った演習を始める時期は大切です。
結論から言うと過去問での演習は高3の夏くらいがおススメです。
センター試験の範囲はの多くは高校2年生までの学習範囲です。
つまり1、2年生の基礎学力がないとセンター試験で得点を取ることはできません。
なのでまずは志望大学の2次試験を意識しつつ、日常の復習をしっかりと行って基礎学力を付けることが必要です。
過去問を解く時は毎回本番のつもりで時間を測りながら解いて下さい。
時間より早く解き終わってしまっても、そこでやめずに時間ぎりぎりまで間違いやマークミスがないかをしっかりと確認しましょう。
また、復習は必ず行って下さい。
ただ過去問を解いて点数に満足したり落ち込んでいても、本番の問題で点数が取れなくては意味がないからです。
分からない問題は勿論、解けている問題もしっかりと解答を確認し、記憶を定着させて下さい。
4.センター試験の過去問、何年分が必要?
過去問は参考書によっては何十年分も掲載されています。勿論、色々な問題に触れたいということで多く解く事は勉強になります。
しかしあまりにも古いと現在と範囲が違ったり、社会や理科ならデータが変わっていたり、今は範囲外の問題もあります。(参考書によってはデータを最新にして問題や答えが変わっている場合があります。)
なので、過去問は10年分程度を繰り返し解く事をお勧めします。
特に理科や社会の暗記科目は似たような問題が繰り返しだされるので、一度といた問題は2度と間違えないつもりで解いて下さい。
5.日常の復習にも役立つ!!センター試験の活用方法
日常の学習からセンター試験の過去問は活用できます。
私は1年生の頃から数学の習った単元については週に数問、センター試験の過去問を解いていました。
センター試験の問題は公式や解き方を理解していないとできません。
何度も解いていたため、2年生に上がる頃には数Ⅰの過去問で高得点が取れていました。
化学や物理も習った範囲から毎日1、2問解く事で日常の復習になりました。
出来る範囲からコツコツと過去問を解いて足りない知識を補い、解法をしっかりと復習しておけば学力が定着し、実際にセンター試験を演習する時の自信となります。
まとめ
センター試験ではどの問題にどれくらいの時間をかけられるか、見直す時間も含めた時間配分を考える必要があります。
これらを考慮しながら過去問を解くのは3年生の夏頃から10年分くらいで十分でしょう。
繰り返し学習し、高得点を狙って下さい。