子供に英語教育を早くから始めなくては、と考える親の中には、
小学校で英語の授業が始まることによる焦りからそう思う人が多いのではないでしょうか。
しかし、学校での英語の成績だけを気にしている親には、
実はあまり早期英語教育は必要ないのです。
それは、英語の書き取りの能力はいつから始めても、それほどの差はないからです。
英語が心配だからと、小さいうちから英会話教室に通わせたのに、
中学校での英語の成績があまり良くない、と嘆く母親は結構いるようです。
逆に、小学校までほぼ英語に触れた事がない子供でも、
英語の成績が優秀となるのは十分にできるのです。
中学校での英語学習のウェイトを占めるのは、書き取りだからです。
そう思えば、早くから始めても英語の成績は良くない可能性も大いにあるので、
学校での英語の成績だけを気にしている親には、子供への早期英語教育は必要ありません。
受験勉強などが心配なだけならば、子供の小さいうちからそんなに躍起になる必要はないのです。
ただ、英語を日常会話くらいできるようにしたいと思っているなら、
5歳頃までには英語を聴かせて真似するように促すなど
英語の音に触れる時間は、短時間でも日常的に持った方が効果的です。
子供にどのレベルを望んでいるのか、親の希望は何かを明確にしましょう。