漢字書き順で間違えやすい漢字は?書き順を間違えないようにする方法とは

小学校
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書き順

何気なく使っている漢字ですが、
その書き順は正しいんでしょうか?

私自身、漢字の書き順には自信がありません。

子供が漢字を書いているとき、
私と書き順が違うので

「それ、間違えていない?」

と聞くと、子供の方が正しかったなんてことも。

今回は、そんな漢字の書き順について見ていきましょう。

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漢字の書き順を正しく書かないといけない理由とは

書き順

漢字の書き順が間違っていても、
それとなしには漢字を書くことができます。

なので、漢字の書き順なんて間違っててもいいじゃんって思いますよね。

だけど、正しい書き順で書くことにはメリットがあるんです。

文字の書きやすさ

一つ目は、文字の書きやすさです。

正しい書き順で書く方が、
文字を書きやすいんですよ。

間違った書き順でも書きやすいと感じるのは、
その書き方に慣れてしまったから。

子供のうちだったら、
正しい書き順の方が書きやすいと感じるでしょう。

文字のバランスが取りやすい

間違った書き順で書いた漢字と、
正しい書き順で書いた漢字を見比べると
文字のバランスが微妙に違うはずです。

正しい書き順で書くと、
全体的なバランスが取りやすく、
線の方向が安定します。

漢字を覚えやすい

1つだけでできている漢字もあれば、
いくつかのパーツからできている漢字もあります。

例えば、「田」という漢字。

「男」や「畑」など、
「田」を使った漢字はたくさんあります。

「男」だったら、
「田んぼに力で男」みたいに、
覚えることができますよね。

だけど、「田」という漢字の書き順を間違えて覚えていると、
「男」で使われている「田」の書き順と違うので別の漢字と
認識してしまいます。

正しい書き順を覚えることは、
新しい漢字を覚えるのにも役立ってくれるんです。

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漢字の書き順のルールと間違えやすい漢字

漢字の書き順には、ルールがあるのは知っているでしょうか?

「上から順番に書いていく」など、
何となくは理解していると思いますが…。

困ったことに例外もあって
そのルールとは違う書き順をする漢字もあります。

そういった漢字は、
とくに書き順を間違えやすいです。

書き順のルールと合わせて、
間違えやすい漢字を見ていきますね。

上から下へ書く

「三」や「春」のように、
縦に書いていく漢字は上から下へ書くんです。

横線は、左から右へ線を引くように書きます。

左から右へ書く

先ほど、横線は右から左へ書くと説明しましたが、
「川」や「林」などの漢字も左から右へ書きます。

部首のある漢字は、
ほとんどが部首から書きますよね。

縦線と横線が交わる漢字は横線を先に書く

縦線と横線が交わる漢字って聞いても
ピンと来ませんよね。

漢数字の「十」ように、
十字架みたいな感じの漢字のことです。
「土」や「千」なども当てはまります。

「田」は例外。

真ん中の「十」の部分は、縦が先です。

「田」を草書体(崩し文字)で書くと、
中はカタカナの「メ」のような感じになります。

なので、縦線を先に書くようになったと言われていますよ。

左払いを先に書く

漢字には、
払いがある漢字もありますよね。

例えば、「父」や「人」など。

払いがある漢字は、
左払いを先に書きます。

「入」という漢字も払いがある漢字なので、左払いが先。

だけど、「人」という漢字が長い線を先に書くので、
「入」も同じで長い線が先だと勘違いしてしまいやすいんですよね。

真ん中を貫く縦線は最後

「中」や「車」のように、
縦線が真ん中を貫いている漢字は縦線を最後に書きます。

「由」のように、
上に線が突き出したような漢字は、下の線が最後です。

外側を先に書く

「間」や「内」は、
内側と外側にパーツがあります。

このように、内側と外側にパーツが分かれる漢字は、
外側を先に書きましょう。

「回」や「国」も外側の画を先に書きますが、
下の画は最後に書きます。

真ん中と左右に分かれる漢字は真ん中から書く

漢字は左から右へ書きますが、
そのルールが当てはまらない漢字もあります。

「水」や「小」のように、
真ん中と左右に分かれる漢字は真ん中から書きます。

「火」は、左右の点が先なので間違わないようにしましょう。

にょうがある漢字はにょうを最後に書く

「しんにょう」や「えんにょう」は最後
「道」、「遠」、「延」、「建」などがありますよね。

でも、「起」は逆で「そうにょう」が先になります。
「麺」の「ばくにょう」、「魅」の「きにょう」も先。

草書体で書くときに、文字のバランスが取りやすいかで
「にょう」を先に書くか、後に書くか違うみたいですよ。

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似ているのに書き順が違う漢字

書き順

似た漢字なのに、書き順が違う漢字もありますよね。

そういった漢字も、
書き順を間違えやすいです。

上と土

「上」は「土」と漢字が似ているから同じ書き順だと、
勘違いしやすいんですよね。

だけど、「上」は縦線から書きます。

「上」のように縦線と横線が交わらない漢字は、
縦から
書くんですよ。

「占」も、線が交わっていないから縦線から。
他には、「止」、「足」なども同じルールが当てはまります。

九と力

「九」は縦線が先、
「力」は縦線が後
になります。

理由を調べたんですが、
こちらについては情報がありませんでした。
すみません。

多くの漢字の書き順のルールに当てはまるように、

たぶん、字のバランスの取りやすさだと思います。

右と左

これは、永遠の悩みではないでしょうか?

私も今だに、書き順で悩みます。

一見すると同じ漢字に見えるんですが、
実は微妙に違うんですよね。

「右」は、
払いの部分が短いんです。

そして、「左」は払いが長いんですよ。

払いが短い漢字は、払いが先です。
「払い」が長い漢字は横線が先。

漢字の成り立ちが由来とする説もある

「右」の成り立ち

右手で、神様に捧げる祈りの文章を入れた器を持っている姿。
「口」が器。

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「左」の成り立ち

左手で、お祈りをするときに使う道具を持っている姿。
「工」が道具。

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由来を見ると、「右」の横線は腕で、
払いは手のひらということになります。

「左」は、払いが腕で横線が手のひらです。

手のひらを書いてから腕を書くので、
順番が違うんですよ。

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漢字の書き順が変わったって本当?

書き順

冒頭でも述べましたが、私と同じように、
子供の書き順と自分の書き順が違って驚いたお父さんお母さんも
多いと思います。

今と昔で書き順が変わったんじゃないかと、
思う人も多いみたいですよね。

だけど、書き順は変わっていません

ずっと昔は書き順がいろいろとあったようなので、
学校で習ったときに、先生が間違えて書き順を教えていた可能性はありますが。

ちなみに、「必」や「馬」のように、
複数の書き順がある漢字もあるんですよ。

でも、学校で教える書き順は決まっています。

なので、子供に正しい書き順を覚えさせるなら、
教科書できちんと書き順を確認するのがおすすめです。

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まとめ

書き順

1つの漢字の書き順を間違えてしまうと、
他の漢字の書き順も間違えてしまう可能性が高いです。

「田」という漢字の書き順を間違えていた場合、
「畑」の「田」の部分も間違った書き順で書いてしまうからです。

書き順は、頭だけでは覚えられません。
繰り返し何度も書いて、正しい書き順を覚えましょう。

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